主な研究テーマ

本講座は、ロシア科学アカデミーシベリア支部、アラスカ大学、NASAゴダード研究所、FAO(世界食糧機構)とそれぞれ国際共同研究を実施してお り、シベリア地域の環境研究を人工衛星からの画像処理の手法を開発しながら行っている。主な研究テーマは以下の通りである。


(1) IKONOS衛星画像の融合処理に関する研究


米国商用IKONOS衛星から得られる高解像度パンクロ画像1メートル、カラー画像4メートルから解像度1メートルのカラー画像を生成する画像融合処理の 研究である。この研究では色のにじみと歪を低減する方法を開発している。
 

(2) 大規模画像データベース構築に関する研究

環境情報科学を研究するために大きな地球の過去から現在までを隈なく観察するために、衛星画像は不可欠である。必要な画 像を必要な時に利用できるシステムとして画像データベースシステムの構築も重要な研究テーマである。東北大学ノア画像データベースを構成する日本画像デー タベースからは平成12年度に世界中から22万画像が引き出された。これは国内はもとより世界的に見ても重要な環境画像データベースである。

 

(3) リモートセンシングによる広域情報処理に必要なアルゴリズムの開発

人工衛星からの遠隔探査(リモートセンシング)により、毎日、人間の処理能力をはるかに超える膨大なデータが宇宙から送 られてくる。国境を越えた広域の観測情報を人間が理解できるように可視化(画像)する方法の研究である。

 

(4) 衛星ネットワークを利用した地球環境モニタリングシステムの研究開発

シベリア(ロシア)、アラスカ(アメリカ)を始め、東南アジア諸国で受信した衛星データをリアルタイムで東北大学へ集 め、このデータをベースとした地球環境モニタリングシステムを構築中である。このシステムの開発には、衛星の軌道情報やセンサの特性に関する専門知識の習 得の他に、衛星ネットワーク、インターネットなど最新のネットワークやコンピュータ技術を駆使する必要がある。

 

(5) 文理融合による地球環境シミュレーションモデルの開発

本研究室がメインテーマとする地球環境問題の研究では、これまでの自然科学分野で行ってきたコンピュータシミュレーショ ンモデルに、人文社会分野での人間活動のモデルを取り入れた新しいシミュレーションモデルの開発をゴールとしている。そのために、文科系の研究者と一緒に 共同研究を行う体制が整っている。

 

(番外)情報の幾何級数則の証明

情報処理の法則の発見が研究テーマです。詳しくは直接お尋ねください。


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